カンヌ映画祭でも、オスカーでも話題となった映画「キャロル」を鑑賞
「愛することは、駆け引きを越えて、自分の生き方を通した結果物である」
なんというか、久しぶりに目が離せない緊迫感を味わえる映画でした。
一目惚れとか、「目と目で通じあう、かすかに色っぽい♪」とか秋元康は書いてますが、徹底的に視線の圧力を感じられる映画でした。
好きになった人がたまたま同性だったという素材。原作自体古い話なのにそう感じさせない。「愛するとはどういうことなのか」という普遍的なテーマを扱っていましたね。もちろんそれは親と子でもあり、他人の間の問題でもあり、です。
「アデル」の時みたいに絡みが何分!とかそういうゲスの極みな事はなく、キスにたどり着くまでがエロティックで、実際その1シーンまでの駆け引きを観て、きっと二人のやり取りに共感できるんじゃないかなーと思いました。キャロルの台詞ではありませんが、テレーズの身体がめっちゃ綺麗でした。
もう一回観たいと後を引く作品でした。そろそろロードショー終わるので早めの鑑賞をお勧めします。