ねこじた

キャロルのねこじたのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
2.7
(何か良い感じの人♩)→(…⁈ また逢いたいな)→(めっちゃ楽しいヤバい!)→(…尊敬)→親友。そして、それ以上の関係に。
と、恋の過程が緻密に繊細に再現されている。
こういう誠実な恋愛ものは色々とフラッシュバックして嬉しくも苦しくなる(同性愛の経験は無い)。

激しく深い生涯の恋愛の普遍性と、その苦楽が詰まってるって事で、よく出来た作品だなぁと思う。

ケイトブランシェットには、まさかの男性性を感じた、なんか怖いぐらい逞ましいのよ。
ルーニーマーラは、期待通り、わざとらしい芋臭さプンプンの冴えない女の子が恋によって脱皮し美しく開花する女を魅せてくれた。文字通り、一糸纏わぬ脱皮姿を披露。

個人的には、それ程まで好きになる要素をお2人に感じなかった処で盛り上がれなく、もっと脚本頑張って欲しかった。
その当人しか解らなさも含め、恋愛あるあるの再現なんだとも思うけど。
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