このレビューはネタバレを含みます
クリスマスシーズンの百貨店の玩具売り場でアルバイトをしているテレーズは娘へのプレゼントを探すキャロルと出会い一目惚れをする。
キャロルもまた天から落ちてきたようなテレーズを受け入れる。
離婚協定中で親権を奪われそうなキャロルと、日常になんとなく満足していないテレーズの数日間の逃避行の話
大学時代に一度Netflixで見て今回は2度目の視聴。
大学時代の私はただただ美しい恋愛映画だと思っていたけど今回は全く違う感想だった。
キャロルはどこか儚い色気があって、テレーズは天使のよう。2人とも終始美しく描かれている。
街の風景や2人の描写、服装など映画全体を通してずっと美しさが描かれていた。
でもその後ろに悲しさや寂しさが終始漂っている映画だと感じた。
2人が見つめ合うシーンで終わる。
このストーリーの続きは2人が決めるのだろう。
手袋のお礼にランチを一緒に食べるシーンと(キャロルがフランス語(Bon appetit)で何か言ってた。フランスにルーツがある?)、キャロルがテレーズにウィンクするところとキャロルの鍛えられた美しい背中のシーンが特に好き。