凄く美しかった。繊細で純粋で街中にいても2人だけの世界にいるかのよう。赤い口紅,毛皮のｺ-ﾄ,服装から仕草,何から何まで完璧と言わざるを得ないｷｬﾛﾙに惹かれない人などいるのか⁇と思うほどｹｲﾄ・ﾌﾞﾗﾝｼｪｯﾄが美しい。それに劣らぬ魅力的なﾃﾚ-ｽﾞ。ｷｬﾛﾙとは対照的に可憐さが爆発。短め前髪にﾎﾟﾝﾎﾟﾝの付いた帽子。どこか子供のようで大人っぽい。「ﾄﾞﾗｺﾞﾝﾀﾄｩ-の女」の時もそうだったけどﾙ-ﾆ-・ﾏ-ﾗには惹きつけられる。同性愛がﾀﾌﾞ-とされていた時代の儚い恋愛。いろんな経験をしてきたｷｬﾛﾙと初めて感じる愛に戸惑うﾃﾚ-ｽﾞ。2人の繊細さと2人だけで過ごす時間の儚さ。家族の間で揺れる愛。人間が生きる上で「愛すること」「愛されること」は必要でそれに優先順位なんてつけれないんだよな-。ｸﾘｽﾏｽのｼ-ｽﾞﾝに出逢った「空から落ちてきた天使」か…とてもﾛﾏﾝﾁｯｸ。肩に置かれた手を見つめる表情が印象に残る作品。
