夢を持つ女。スウェーデンの田舎町。目指すはニューヨーク。
60年代。
夢を追い求めることは、そのひとにとって当然なことだった。ただまっすぐにそこにあるという感じ。
たんたんと、当たり前に夢に突き進む。親も子も、なにもかも、脇目もふらずまっすぐ。
それはかっこよかった。
実在したジャズシンガーのものがたり。
そして、ジャズとの出会いもこの映画の最大の特長。
歌や歌詞がのった、ジャズって入りやすい。
ジャズが好きになる、上質な音楽の映画。
物語の終盤、お父さんのとあるシーンが、もうたまらない。あの時に、なんかがんばってきたことがぜんぶ報われた気がした。
泣けた。