シンガーとして、母として、娘として、女として、様々な顔をもつ1人の女性の実話を基にしたサクセスストーリー。
どんな困難にもめげずひたむきに歌い続けたモニカ。母親としてはちょっと失格かな…と思うけど、その歌う事への情熱には心打たれます。
失敗と成功を繰り返し上り詰めてゆく姿は挫折こそ次へのステップと思わせてくれる力強い映画でした。
モニカの生き方を木登りに例えて否定する父。そんな父と対立しながらも最後には認めてもらえたシーンには涙ホロリ。世界中からの賛辞よりも父のあの一言こそモニカがずっと求めていた言葉だったのかもしれない。
木の頂上からの景色が見たかったというセリフを象徴するように、ラストで彼女は空へと舞い上がってゆく。(このシーンは非現実すぎてちょっと笑えたw)
エッダ・マグナソンさんの歌声を聴いていると、なんだか久しぶりに美空ひばりさんの曲聴きたくなってしまった。