古泉智浩

濁った春 男たちの戦いの古泉智浩のネタバレレビュー・内容・結末

濁った春 男たちの戦い(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 イタリア版『キッズ・リターン』とも言えるボクサーとヤクザの友情物語なのだが、ずっとアダルトな世界を描いていて、ヤクザの度合いも激しかった。「まだはじまってもいねえよ」とはとてもじゃないけど言えない結末だった。

 ボクシングの試合がイメージ的で、もっとじっくり試合を熱く描いて欲しかった。せっかくの見せ場だったのに、肩透かしをくったような気分だった。

 ボクシングの八百長を仕組む時、なぜ友達が勝つ方に賭けないのか、そこがすごくひどいと思った。

 二人の主人公が中年になって、肉体の変化が著しかった。
古泉智浩

古泉智浩