ある青年がチンピラからスーツとネクタイ、黒い傘に眼鏡が似合う紳士になるまでの話。
チンピラからここまでになるので生半可な過程ではない。死にかけることは幾度とあり、大切な人を失い、正に悪役の見本のようなサミュエル・L・ジャクソン演じる敵を相手に戦わなければならない。
そして思うだろう。こんな立場から紳士なんてなれるわけないと、ただ完成された紳士は言う。
「紳士となるために生まれた環境は関係ない。学ぶことで紳士となるのだ」
青年は学び紳士となって行く。そして世界を救い、礼節を持って凱旋する。これだけやったんだ
、今までのお返しにむかつく奴に一発おみまいしても紳士として恥ずべき行為ではないだろう。
サミュエル・L・ジャクソンは小規模サノスレベルで悪行をやってるのに、何が?的な顔している役がやっぱり1番あってると思う。
今作はグロいと言う人もいるかもしれないが、グロさがスタイリッシュにオブラートに包まれている。威風堂々で包まれたあのシーンは衝撃としか言いようがない。グロいはずなのに、笑いと美しさを感じる。
今作で一番驚いたのはヒロインである。あの子かな、いやあの子かと思っていたらまさかのママ。いや紳士として人として家族守るのは最も大切なことだから何も問題はないか。
最後に犬殺しを戦争の幕開けになるので絶対に侮ってはいけない。たかが犬、その考えは捨てるべきだ。