なんというメリハリ
全て計算されているとしたら恐るべきバランス感覚。
軽さ:努力、死、軽快な音楽
重さ:アクション、暴力、重厚な音楽
普通であれば僕は何よりも映画に説得力を求める。
背景、理由、気持ちの根拠。
ただこの映画はひたすら軽い。説得力は皆無。それなのに引き込まれるリズム、そして生への冒涜とも言えるアンチテーゼ。
死にたいして花火ほどの儚さしか見いださないくせにその過程の暴力に対しては異様に真に迫っている。
僕はヘミングウェイが好きだ、そして「昨日よりも気高くいる自分を高貴と言うのだ」という台詞は僕の核をなす言葉でもある。
本当にマイフェアレディといい小憎い例えを使う。
脈絡もない感想だけど、脈絡の必要もない映画だから充分だろ
23th Jan 2016