南北戦争終結から数年後のアメリカ、ワイオミング州を舞台に、猛吹雪のため、ミニーの紳士服飾店に閉じこもることになった８人が織りなす密室ミステリー映画。殺人事件発生をきっかけに意外な真相が明らかになっていく。
ストーリー上、南北戦争の南軍がどうとか北軍がどうとかセリフに登場しますが、南軍と北軍は仲が悪く、その底辺には根深い黒人差別がある、ぐらいしか分かりませんでした。それでもストーリーについていくことは出来ました。アメリカの人や歴史に詳しい人が見れば、もっと深いメッセージをくみ取ることができるんじゃないかなあと思います。黒人のマーキス・ウォーレン（サミュエル・L・ジャクソン）に対し、黒人への侮蔑のこもったセリフが投げつけられ、ウォーレンはウォーレンで白人への嫌悪感や憎しみを隠さない。多分、当時のアメリカではこれが普通だったんだろうなと感じました。それにしてもウォーレンのズミザーズ元南軍将軍に対してセリフやその息子に対して行った行為がゲス過ぎて少し引きました。
ストーリー展開は前半、少し長いかな、と思いましたが殺人事件が起こってからの展開は緊迫感があって非常に面白かった。
映画の全てを理解はできていませんが、十分面白かったと思います。
