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ヘイトフル・エイトのhabakariのレビュー・感想・評価

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)
2.5
タランティーノ映画の総括あるいは彼なりのアメリカ史総括とも言える8作目は、ただただ残念な内容だった。

相変わらずオープニングは見事だった。雪道を走る駅馬車と、ほのめかされる先客の存在、不穏な幕開け。
殺しのシーンだって最高だ。

ただ……
かつて確かに存在した会話の妙は消え去り、ただただ説明的な描写が繰り返される退屈。キレキレだったのはサミュエル・L・ジャクソンの最初の殺しの部分とChapter5だけか。無駄話が多いのはいいんだ、ただもっとねっとりしてほしいだけ。
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