ヘイトフル・エイトの井出のネタバレレビュー・内容・結末

とにかく脚本と絵がうまい。何ともない話を聞かせる技術はすごいし、登場人物ひとりひとりの設定がしっかりしていた。だからこその絵の見せ方もすごい。緻密な設定ありきの印象的な絵。
例えば頭殴られて血を流しながらにやつく女、弟の肉片を拭い取る様、サミュエルジャクソンのクズ加減を象徴する場面の数々、最後首を吊らせるときの上から見た二人の狂気、よかった。
室内劇だからこその構図のうまさもすごかった。グロい技術も磨きがかかってんな。
結局全員死んじゃうっていうのが、究極のユーモアだよね。北野武に通ずるところ。