ゴジラを味方につけ、愚かな人間によって目覚めた地球外生物とされるギドラを倒すっていうストーリー。
めちゃめちゃ良かった。ゴジラを味方だと信じ続け、半ば変人扱いされた芹沢の意思が報われるまでの流れと彼の死。モンスターと環境問題との関連付け。環境保護活動っていう大義を持った中身のない集団。家族の恨みと道の踏み外し、そこに対する子どものピュアな言動。最後のゴジラを王とした演出。いろいろと考え込まれてて、ただのド派手アクションではないメッセージのこもった緻密な内容やったように感じる。
その一方で、だいたいこういう系の映画はどれもそうやけど、人間の愚かさが発端なんよな。そしてそれを否定しきれんというか、まあそうなるよなーみたいな気持ちが難しいよね(笑)
とにかく、渡辺謙さんがこんな素晴らしい映画でこんなに格好良い役をしてるのが日本人として凄く嬉しいっていう作品。
