超スペクタクル。
毎度ながら、
薄っぺらい家族愛シーンが眠気を誘うが、それ以外は満点!
人類存亡の危機に浅薄な家族愛は蛇足でしかない。
キングギドラが山の頂上で咆哮するシーン、影になって登場するシーン、滝を前景にモスラが進化するシーン、艦隊とゴジラが共に進軍するシーンに鳥肌。
テーマも人類の人口問題などと絡められており、ゴジラ映画が持つ十字架に触れていた。
過去作のオマージュもたっぷりで愛を感じた。
岡田斗司夫氏が言っていたが、ハリウッドでは主人公の家族や生活を掘り下げないと「子ども向け映画」だと思われてしまうそうだ。
だとしても、もっと
街の破壊シーンや怪獣バトルを見たかった。東宝特撮チームならもっとここにフォーカスしたろうなあ。
シン・ゴジラはその点、無駄な家族愛や個人の悩みに無駄なフォーカスがされておらず、アスリートの肉体のような美しい映画だった。
圧倒的な中での人類の無力さを描写するならむしろ、人間がなすすべなく、蹂躙されるシーンがたっぷり必要なのでは?
結局、あのガジェットや家族愛
でなんとかしてしまうし。。。