あきしげ

ゾンビ・ナイトのあきしげのレビュー・感想・評価

ゾンビ・ナイト(2013年製作の映画)
2.0
アサイラム製作のクセにちゃんとしているゾンビ映画。

良かった点。

・まさにゾンビ映画
・オリジナルの設定

悪かった点。

・作った意味が分からない
・同じパターンの繰り返し
・印象に残った場面が皆無
・主人公補正が最後に炸裂

アルバトロスとアサイラムが組んだ作品。
これはいろんな意味で期待ができる作品。
『シャークネード』の再来がとなる作品。

そう思っていたが、これは甘かった。

本作はゾンビ映画としてちゃんと作っている。
アサイラム製作なのにダラダラ感がないです。
常に襲ってくるゾンビとのバトルとなります。

しかし、これがバターン化する。

ゾンビはクラシック型のノロノロで迫力なし。
単純な数の暴力で迫るけど動きが鈍すぎます。
普通に走れば追いつかれない程度の動きです。

登場人物たちはワザワザ袋小路に。

なぜ襲われるような狭い空間に立てこもる。
外に出て普通に走れば襲われる心配はなし。
それなのに逃げられない屋内へと逃げます。

さすがアサイラム製作は詰めが甘い。

真面目に作ったゾンビ映画ほど困るモノはない。
まず、こういうタイプの映画は記憶に残らない。
あとは下手にちゃんとしている分面白味がない。

クソ映画になればネタにできるが本作は違う。

ゾンビの発生原因、夜明け、噛まれてもゾンビ化しない。
ここら辺は本作のツッコミどころだがどうでもいい感じ。
なぜなら、ネタになるほどの面白味がないという残念さ。

こういう作品は確実に退屈と感じます。

もっとぶっ飛んだ登場人物。
おっぱいのサービスシーン。
調子に乗るアホが食われる。

ゾンビ映画にはこういうのが醍醐味なのに。

ちゃんとしたゾンビ映画はいらない。
ネタになるようなゾンビ映画がいい。
思い切りバカ映画に傾けるのもいい。

本作は別に観る必要性がない作品だと思う。
あきしげ

あきしげ