たてぃ

スナイパー・バレーのたてぃのレビュー・感想・評価

スナイパー・バレー(2007年製作の映画)
3.6
コソボ紛争の際に国際安全保障部隊(KFOR)の一員としてセルビア系住民が住むエリアの安全保護の任務に就いたドイツ軍を描いた作品。

コソボ紛争とは、アルバニア系住民とセルビア系住民による対立でまさに「血で血を洗う争い」。そんなある日、ドイツ軍の前でセルビア系の女性が狙撃され、狙撃手を確保したがそれはわずか12歳のアルバニア系の少年…当初は無差別に女性を撃ったと思われたが、調査すると驚愕の事実があることが判明し…

印象に残ったのは、「やっぱりドイツ軍はナチス目線で見られてしまうんだなぁ」ということでした。セルビア系住民からは「ヒトラーの後継者」や「ゲットー(ユダヤ人強制移住地区)に閉じ込めるのか」と言われ、アルバニア系住民からは「祖父はナチス親衛隊に入ってセルビア相手に戦ったのに今度はあっちの味方かよ」と言われ…
将来的に日本の自衛隊も同じようなことを言われる可能性がなくもないんだよなあと…
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