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天国は、ほんとうにあるのMTRLBのレビュー・感想・評価

天国は、ほんとうにある(2014年製作の映画)
3.5
天国や天使、神や教会が背景にあって、全ての出来事がその背景に繋がり物語が進んでいった。

僕にとってはあまり馴染みのない世界だけど、この映画の天国とは、大切な人やモノの中にあるって捉えているように思えた。当たり前のようにある日常こそが幸せで天国なんだって。そして人は一人なんかじゃないよって。でもそれでも人はそれを天国と気付かず、知らず知らずに欲や憎しみや苦しみにまみれて一人地獄を選び歩いてしまうのではないかと。

人間は強くもあり、弱くもある。すがったり救いを求めたい時もある。誰しもが幸せな日々ばかりを送っているわけではなく、辛く歩けそうにもない日だって何度も訪れるよね。むしろそんな日の方が多いのかも。それでも生きていれば、誰しもが笑える日だっていつかきっと来るんだと僕は信じたい。

もし本当に生きることに疲れた時が来るとして、生きることに迷った時は、僕達は生かされていると思えばいい。いつか誰しもが生きていればたどり着ける笑顔になれる場所まで、今はまだ生かされているんだと思えばいい。辛く苦しいこともきっと無駄な出来事なんかじゃなく、いつかの自分の幸せに繋がる大切な出来事の通過点なんだって思えばいい。生きていればどんな可能性だって手に入れられるから。ゼロに近い場所で絶望していても、生きているだけで僕達は誰一人ゼロなんかじゃない。

こう言う映画のレビューって中々難しくてまとまらず長々と書いたけど、簡単に完結に自分の気持ちを述べるなら、子役が可愛い!(笑)とにかく子役の男の子に癒される(笑)それだけでも観る価値があります(笑)そこ?!って感じだけど、僕にとってはその感想がこの映画の大部分を占めてます(笑)
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