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スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!のchunkymonkeyのレビュー・感想・評価

3.5
スポンジ・ボブの映画作品第2弾も安定のスポンジ・ボブです。第1作目をレビューした際に指摘した残念だった点"映画版らしい特別感がない"、"活躍するキャラクターが少ない"が本作ではバッチリ改善されていて大満足。

いつも通りにカーニバーガーの秘密のレシピを盗みにくるプランクトン。スポンジ・ボブと攻防している間になんと今回はレシピそのものが消えちゃった!カーニバーガーが作れなくなったことでみんなの不満が爆発し、ビキニタウンはディストピアと化す...

タイム・マシーンが出てきたり、地上に飛び出しスーパーヒーローになったり、宇宙が出てきたり。マーベルを意識した感じなのですが、にもかかわらず描かれる世界観は100%スポンジ・ボブのそれであり、そこは微塵もぶれないのが素晴らしい。いつもテレビで観ているのと同じで、どんなハラハラドキドキの展開が起きようが、観客の頭からは常に癒しのナントカ波しか出ません。ホントどんなセラピーよりも癒されますね。

お馴染みの「スポーンジ、ボーブ、ズボンは四角♪」なオープニング映像という形で物語をまとめた終わり方も満足度が高い。

地上でのカーニ・バーガーは単品8ドル99セント(今のレートだと1200円!?)。いくらアメリカの物価が高いといってもこれはマクドナルドはもちろんシェイク・シャックよりも高く、いわゆる意識高い系オーガニックなハンバーガー屋さん並みの価格帯であり、テーブルで注文しないタイプのハンバーガー店としては最も高い部類に入ります。うーん、こりゃなかなかの贅沢品ですな。

ところが、ビキニ・タウンでは金の亡者カーニさんの経営にも関わらずポテト、シェイク付のセットで2ドルor2ドル99セントとマクドナルドもびっくりのお手頃価格!やっぱり私の好きなカーニさんはいい人です。あ、しかも水曜日は0ドル99セントになるんよ知っとった?毎週水曜日はこれで決まりやな。というわけでちょっとしたトリビアでした。
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