おくぽん

レディ・ソルジャーのおくぽんのレビュー・感想・評価

レディ・ソルジャー(2014年製作の映画)
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クリステンが出てたので。
グアンタナモ湾の収容所に、9.11のテロリストとされて収容されているアリとクリステン演じる女性兵士エイミーの心の交流を描いたストーリー。
この収容所は実在していて、悪名高く、収容者の人権が守られず、いつ解放されるかもわからず、拷問が当たり前の所らしい。
物語はフィクションなのかな。

エイミー達兵士の任務は収容者が自殺しないように常に監視すること。
収容部屋の前の通路を監視しながら表情も変えず、会話に応じることもなく、グルグル回っている兵士達が印象的です。
兵士達は配属されたばかりなのに、高圧的で、力で秩序を守り、収容者と距離を置いています。
エイミーもその1人でしたが、しつこく話しかけるアリのことを調べ、知っていくうちに段々と交流を持っていく過程が良かったです。
アリにとって、エイミーは数年間の人間扱いされない収容生活の中で唯一の話し相手の兵士であり、理解してくれることが心の救いになっていたと思うし、エイミーも女性ということで同じ兵士や収容者から、からかわれたり理不尽な扱いを受ける中で、収容者とはいえ心を許せる相手だったと思います。
最後のパリポタは泣けました。

今公開中の「モーリタニアン 黒塗りの記録」は同じグアンタナモ湾の収容所が舞台でこちらは実話らしい。
観てみたいです。
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