カナノシ

レフト・ビハインドのカナノシのレビュー・感想・評価

レフト・ビハインド(2014年製作の映画)
3.0
親元を離れ大学に通うクロエは、父親の誕生日を祝う為帰省の途に着いていた。しかし肝心の父親レイはギクシャクする家族関係から逃げるように仕事へ向かう。
旅客機のパイロットであるレイはロンドンへ向かう機内で、突如数名の乗客が消失してしまう謎の現象を目の当たりにする。
しかしその現象は機内に留まらず、世界中で起きているものだった…
パニックに陥る機内、そして世界。
果たしてこれは、何かの始まりなのだろうかーーーな話。

宗教観〜〜〜!!
にしても〜〜!!
宗教観にしてもよコレは。
多分これから始まる大いなる何かの序章として観るならもうちょいワクワク出来てそう、せめてクリフハンガー欲しかったなー。ドラマの方が活きそう。

現象の解明や現象に向き合う内容と言うよりか、現象により引き起こされたパニックに巻き込まれる人々の話。SFって言うよりディザスタームービー。

これって暴動に巻き込まれて被害を受けた善人だけが損してない?
信じるものはそもそも第一波で救われたんだろうけど、置き去りにされた「信じざる者」はこのあと緩やかにそして善人から死んでいくのだろう。生きるために、そして共に残った家族や仲間のために善人は犯罪に手を出さざるを得ない。やがて世界は獣の時代へ。理不尽〜!

実際はもうちょい落ち着いたら残ってる人達でまた自治が始まるし政府も機能し始めるだろうけど。なんなら信じる者信じざる者で棲み分け出来るから尚のこと理性的な体制が疲れるんじゃないのかなとも。

そんな妄想が次々出来るくらい設定と取っ掛かりは良いのに、な作品!
海外ドラマLOSTとか好きな人にはオススメかも。

駄菓子じゃないのに駄菓子屋にあったソフトグライダー的な一本でした!
カナノシ

カナノシ