『建築学概論』+『6才のボクが、大人になるまで。』という感じ。
長い月日を経た初恋の落とし前をつけるという点と、すれ違いまくっていい大人の年齢まで来てしまったという点は『建築学概論』に共通するが、
最後に思い合えどもすれ違い続けた二人が結ばれる点、ハッピーエンドで終わる点は、
すっきりとした余韻が残る。
また、主に18才から30才までの二人の足跡をえがくが、その時々のヒットソングが効果的に使われる点は『6才〜』に共通する。
ともあれ、満員の劇場の8割以上が若い女性であったことと、
エンドロール中周囲からすすり泣きの声が多発していたことから、
相当若い女性の支持が厚いのだろう。