Donatello

あと1センチの恋のDonatelloのレビュー・感想・評価

あと1センチの恋(2014年製作の映画)
2.8
日本のドラマでもありそうな展開というか、原作・柴門ふみってあっても僕は納得しましたよ。
リメイクで若干間延びさせました的な。

お家の事情とか戦争なんかでやむにやまれず結婚できないとかであれば、全く意味なかろうがなんとなく応援しちゃったりするんですが、なんていうか無駄にすれ違いを発生させてヤキモキさせるだけのテレビドラマのそれを、ドヤ顔でやられてる感じが終始してまして。

「映画の結末は読めるのに、どうして女心は読めないの?」と元カノに罵られた事がある僕がいうのもアレですが、「キミが好き」って一言がどうして言えないのかの「焦れったい系恋愛映画」カーストの中で言えば最下層のドラマのなさ。

ジェネシス時代のフィル・コリンズさんのファンなので、娘のリリー・コリンズちゃんを、恩師の娘さんみたいな感じで生温かく見守っているんですけども、「コンドームがアソコから取れなくなっちゃったの!」なんていう台詞を言われると複雑な心境になりますね。

ヒロイン、ロージーのお父さんが育児中の娘に投げかける言葉の優しさとか、良いシーンも沢山あったんですけどね。

『P.S.アイラブユー』と同じ原作者だからと、面白いドラマを期待したんですが、コレジャナイ感半端ない。

足らないというなら1センチどころか1メートルぐらい足らないし、寧ろ近すぎちゃって2015年世界陸上男子4×100mリレー決勝戦のアメリカ代表みたいに、もたもたしてたら失格になった的な恋愛模様の映画でしたねええ。
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