南アフリカ製の潜入捜査ものです。南アフリカの映画って「第九地区」とか「チャッピー」位しか思いだせないのですが、これはU-NEXTで星が多かったので、見てみました。
金欠で上司にも愛想が尽きた刑事が、現金輸送車を襲うギャングの仲間になるが、相棒の刑事は正義漢。金か、正義か、どうする、、、、というお話。全体的には「レザボア・ドッグス 南アフリカ版」という感じなのですが、ハラハラ場面が多くて90分楽しめました。
予算の関係か、ギャングのアジトとなる廃工場での場面が多いのですが、トランシーバーを使ったアクション、裏切り者を炙り出す場面など、お金はかけられないけれど、見るものを飽きさせないように色々と工夫している感じがして、好印象でした。
映画の冒頭ではスラムでの追いかけっこがありますが、カメラが揺れに揺れて、イイ感じです。その後、タイトルで刑事が部屋に帰った場面は、変なストップモーション的な動きに。（なぜに？）この映画、撮影が自己主張シーンも多いのですが、「やりたかったんだろうなあ」と思うと、面白いからいいかな。
あと出てくる役者の顔が、みなヤバいです。アメリカ映画に出てくる黒人ギャングとは違う、凶暴な面構え。これは怖い。
言いだせばキリがありませんが、B級アクションとして十分楽しめる作品でした。
