つるみん

超能力研究部の3人のつるみんのレビュー・感想・評価

超能力研究部の3人(2014年製作の映画)
3.5
いやぁ〜リアルですね〜。
リアルって怖いですね〜。
でもそのリアルがフェイクならもっと怖いですね〜。

ということで橋本奈々未が卒業してしまうので本作をレビューさせていただきます。

この映画って結局、未だにDVDレンタルもされてないんですよね。非常に残念です。

アイドルである乃木坂46のメンバー3人が女優として挑む撮影日々をドキュメンタリーとフィクション部分を織り交ぜて展開されるのですが実はそれ自体も虚構に過ぎなく結局はモキュメンタリーとなっている、かなりフェイクのかかった異色の作品でございます。

もはや、アイドル=虚構。
彼女達はアイドルとしての顔、女優としての顔、素の顔を見事に使い分けなければならない。
生田絵梨花が突然泣き出したり、秋元真夏が喧嘩したり、橋本奈々未が美し過ぎたり…………。でも1番は山下監督の過呼吸でしょうね(笑)

とにかく山下監督にしか撮れない作品ですし、山下監督ならではのアイデアで展開しているので観ている側からすると何でもないのになぜか引き込まれてしまうといった感じです。

〝もらとりあむタマ子〟の次に撮った作品だからか知らないけど生ちゃんがめちゃくちゃ前田敦子に見えた。喋り方も姿勢とかも。

そこらへんの騙された映画より遥かに騙されるし、観終わっても何処までがリアルで何がフェイクなのか頭を整理しないと追いつけませんでした。

DVD化求む。
つるみん

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