LuckyMOTOMIYA

シャークネード カテゴリー2のLuckyMOTOMIYAのレビュー・感想・評価

3.0
2014年、アメリカ合衆国のTV映画。アンソニー・C・フェランテ監督、サンダー・レヴィン脚本によるSFディザスターにしてホラー・コメディ。

2013年『シャークネード』に始まるシリーズの第2作目、監督・脚本はともに前作から続投。

前作で描かれた大災害により元妻エイプリルとよりを戻した主人公フィン・シェパード。仲睦まじく飛行機で故郷ニューヨークに向かう途中、またしても「シャークネード」に遭遇、彼らとビッグ・アップルの運命や如何に、といったお話。

第1作目は「シャークネード」という斬新な発想を真面目に描こうとしたのに対して、本作は「シャークネード」なんてことをやっちまてんだから、多少は馬鹿さ加減を盛っても許されるよねと、悪ふざけを始めた印象。

バードストライクならぬシャークストライクにより第2エンジンを失ったサンタ・ミラ航空209便、あれよあれよという間にコクピットを襲撃され、機長は即座にご昇天。操縦桿を握るのはもちろん、我らがフィン・シェパードさん!という序盤の序盤から既におかしくなっておりまする。

タラ・リードさん演じるエイプリルの左手が大変なことになっております。

2008年、井口昇監督による『片腕マシンガンガール』や、2020年のカナダ映画『マシンガール DEAD OR ALIVE』なども思い起こしますが、そう言えば、かの寺沢武一さんが傑作『コブラ』の連載を始められたのは遥か前、1978年のこと。謹んでお悔やみ申し上げます。
LuckyMOTOMIYA

LuckyMOTOMIYA