《男には、それが生きるすべてになった。》
個性派俳優ウィリアム・H・メイシーの監督デビュー作品。
Filmarksでも平均スコア4.0と評価が高く、ずっと興味があった作品で。
U-NEXTにて初鑑賞。
銃乱射事件で最愛の息子を失ったサム。彼はやり手のビジネスマンだったが、喪失感から生きる希望を失い無気力な人生を送っている。
そんなサムが、音楽に携わっていた息子の未発表曲の存在を知り、自分が歌うことを決意する。
そして息子世代の若者との交流が、少しずつサムを変えていく…
なぜかあまり心に響かない…
音楽のセンスが自分には合わないのかなぁ…
曲自体もそんなに良いとは思えないし(苦笑)
音楽を題材にした名作は、音楽の力でも感動させてくれるもので…
サムの背景がわかりにくいので感情移入しづらい。
説明しすぎるのもどうかと思うけど、作り手の独りよがりのように感じる部分がある。
そして徐々に明らかになる、観る者を混乱させる息子の真相。
最初から真相を前面に出してよかったのでは?
ウィリアム・H・メイシーの初監督作品だから力が入るのはわかるけど、”喪失と再生〟というテーマは深いだけに、意外性ではなくストレートな展開で良かったように自分は思うけど…🤔
スッキリしない、モヤモヤ感が残る作品でした…