ぅ

君が生きた証のぅのネタバレレビュー・内容・結末

君が生きた証(2014年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

とても複雑な気持ちになる映画だった...
順当に観て行ったが、息子の墓石のシーンを境に視点が180度変わってしまうことに。
前半で描かれた父親と母親の行動原理や彼女の発言の意味が分かった。
この映画は問題提起をして「どう思う?」と我々に託して終わってしまった気がする。
後半からは父親のこれまでの言動を飲み込めず、演出が施され見た目だけは良い"空洞化した感動"だけが残った。
息子が行った行動を踏まえるとなんだか後味の悪い映画だった。
前半を純粋に楽しんでいた我々の気持ちはどこへやら...って感じで印象には残るかな。
父親としての気持ちは分かるが『「君が生きた証」を遺してはいけない』という気持ちにもなってしまった。

とはいえ作品の雰囲気は明るく、残酷さをあまり感じなかったので落ち着いてみることが出来た。
ぅ