kazマックスグローバーレッド

沈黙の艦隊のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

沈黙の艦隊(1995年製作の映画)
3.6
スティーヴン・セガール主演『沈黙の戦艦』の邦題元ネタとなった大ヒット漫画のアニメ版を3部作鑑賞。セガール専属吹替声優の大塚明夫さんがこのアニメのアテレコしてる時点で『セガ沈』シリーズとの腐れ縁が伺えます。

核ミサイルを搭載する原子力潜水艦シーバットが領土を持たない軍事独立国家「やまと」として建国を宣言。自衛官時代に操艦の天才といわれたシーバット艦長にして元首の海江田はたった1隻で米軍艦隊を翻弄して「やまと」が最強の軍事国家であることを示していく。

地球の70%を占める広大な海は深海1万メートルまであり月よりも遠い世界を縦横無尽に移動する独立国家「やまと」。これを探すのはこの広い海で1頭の鯨の個体を探すのと同じくらい至難の業。


「私はアメリカが日本を守ってくれると信じるほど楽天家ではない」

「一つの核の可能性はアメリカといえども無視出来ない事を示した」

「核を保有しても使う事は出来ないが核の効能は威嚇においてのみ存在する」

もうセリフの一つ一つが今のウクライナにアメリカや国連が軍事介入出来ないのもロシアの核兵器使用脅威があるからなんだろうと痛感してきます。