神話的なかおり
ロボット技術の発展した近未来。雨が降らなくなり水のために殺し合いをする元農業地域が舞台。父と息子と娘と一人の男のドラマ
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旧約聖書的な話をアメリカの大地に移植してる。しかもSF的世界観でカメラもその場にいるタイプの撮り方だったりスマホカメラ的だったり。なんか古いのに新しいものを見たという感じがして幸せだった。
父、男、息子の罪と孤独な葛藤を丁寧に順番に描いていってるだけではあるのだが家族の長の変遷とも重なっていて人間が普遍的に抱える罪と葛藤と読める構成になっている。(娘に寄り添った話も入れてほしいけどね)
この日常の延長線上にあると感じさせる何かはあって、旧約聖書読んでもそんな風に感じることはないわけで、それだけでなんかお得な感じは個人的にはしました。
話の筋自体は結構退屈なんじゃないかな。
