荒廃した大地で繰り広げられる近未来サバイバルアクション!
果てしなく続く干ばつの影響で、貴重な水をめぐる醜い争いが絶えない近未来。
渇ききった荒野の一軒家で厳しい日々を生き抜きながら、ふたりの子(ファニング、コディ)を養う中年男アーネスト(シャノン)は、かつての実り豊かな農場を甦らせることを夢見ていた…
まず、宣伝文句のサバイバルアクションが嘘っぱちです(苦笑)
アクション要素はせいぜい2%くらい。
次に邦題のいいかげんさ(/´△`\)
原題は「Young ones」
水不足の近未来設定とニコラス・ホルト出演でマッドマックスのパクリ邦題がつけられましたが、実際は…
「近未来SF家族ドラマ&サスペンス西部劇」です。
↑なんだそれは!?
そして、近年では珍しいほどの秀作ハリウッドSF映画( ;∀;)
物語は3章構成で主人公が父(シャノン)、くず野郎(笑)(ホルト)、息子(コディ)と移りゆきます。
ニコラス・ホルトはネタバレできませんが、○○したり、エル・ファニングを孕ませるクズ野郎役です( ;∀;)※でもイケメン(笑)
エル・ファニングも父の必死の反対を押しきりクズ野郎にまんまと騙されるあほ女役です(^.^)※でも美人(笑)
エル・ファニングはアンジーにつぶされた「マレフィセント」みたいな映画より「ヴァージニア」みたいなクセのある役をやると本領発揮します♪
こちらの見事なところは、秀逸なシナリオに名優たちの演技合戦。
またロケ地は、どう見てもアメリカのただの荒野。
低予算で近未来感を観客に認識させるため、四足歩行ロボット「ビッグドッグ」、ドローン、高性能介護装置、扇形携帯電話と4つのアイテムを見せるだけで、伝えることに成功しています…これはお見事( ; ゜Д゜)
前半の子育て奮闘パパドラマから、後半の壮絶な復讐劇と中身も激変し、派手さはないものの終始、いい緊張感が漂うのも○。
ジャケと邦題だけ見れば、パクリものへっぽこ映画の様相です。
しかし、ハズレ上等!のジャケ借りレンタルの良さは、たまにこういう大当たりを引き当てることです( ;∀;)
見つけてかなりうれしいレベルの良作でした!
評価満点でないのは序盤から出した息子の彼女伏線をもっと発展させて、恋愛要素もあれば…これは贅沢ですが(^o^)
後、映画の最重要な鍵を握るのは豪華出演者ではなく、まさかの四足歩行ロボです(;゜∀゜)
見た目はよくないですが、映画途中であまりの愛らしさに必ずやキュンキュンします(/-\*)