このレビューはネタバレを含みます
1952年にアメリカでつくられたラオール・ウォルシュ監督作品。大悪党ジョン・ウェズリー・ハーディンの自伝を基に描いた西部劇。
こりゃちょっと取り上げるには時代が早すぎたんじゃないでしょうか、映画ではわりと良い人っぽく取り上げられていますが、40人もの人を殺したっていうじゃないですか。
もう10年も待てばジャック・ニコルソンでも演じて完璧なるアンチ・ヒーローになれたでしょうに。高身長の美青年ロック・ハドソンじゃぁどうしても良い人になってしまう。
しかし宣教師の父にそむいたり、愛すべき婚約者が身代わりのように殺されたり、ギャンブルや鉄砲に魅入られて保安官を撃ち殺しちゃったりとかかなりこの映画も攻めていました。
とくに妻になるロージーのひとこと「あなたは私に似ている。明日が来ることを信じていない」とか素晴らしい。結末も現実の通りにしたら良かったのになぁ。無理かぁ、ロック・ハドソンがイケメンすぎる。
ってこの邦題は酷い。