見終わった後の余韻が凄い作品。
あ、これはグレーとピンク、そしてグレーってやつです(ピンクとグレーの影響でストーリーをカラーで表してしまうww)
監督を務めるのはケヴィンゴーツ、マイケルゴーツ。
ジョシュ・デュアメルが主演の今作。なんとジョシュのモヒカンが見れますよ。
前半と後半、同じ人間であるはずなのに、やはり髪型で全くの別人に生まれ変わったかのような錯覚に陥りましたね。
ざっとあらすじを書くと…
ジョシュが演じるミッチェルは、妻と幼い息子の為にと夢を諦めた元ミュージシャン。そして彼の親友、ダン・フォグラー演じるカーターは無職の物書きで車内で生活しているようなホームレス状態。
そんなカーターに誘われ、2人は彼の車で2人旅へ。ミッチェルとじっくり話す機会が減っていたこともあり、カーターは車が故障のふりをして2人の時間を作ろうとする。…が作戦失敗。喧嘩勃発。そんないざこざの後、カーターは車を発車させようとするが、今度は本当に車が故障。
砂漠のど真ん中で2人は取り残されてしまう。
想像はつくでしょうが、ズバリ超低予算映画です。2人の衝突シーンが多く、仲良くしなさいよって第3者の視点から鑑賞していましたが、実際こんな状況下に陥ったなら、死んだ方がましって言えるほど最悪な状況ですよね。喧嘩内容もやたらリアルで、夢を追い続ける男と夢を諦めた男の言い争いはちょっと見応えを感じました。
そしてあまりネタバレをしたくない作品。
この展開にする必要があったのか…と思ったりもしますが、まあこんな展開もありか、と納得させられてしまう。超低予算にしては、中々の出来でしたよ。
デッドエンド(行き止まり)という邦題も気に入りました。元のscenic route(観光ルート)というタイトルは逆に違和感。