てりり

ワンダフルワールドエンドのてりりのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダフルワールドエンド(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ネット、キャス、地下アイドル、虚と、実。
ひたむきな、自分を追ってくれる存在、追いかけて辿りついて思いが届いて、でもそれで何もかも全てが解決することも出来なくて、どうでもいいどうしょうもないいなくていいいらなかったのについてきてしまう何かを、全部、振り払う。
そのプロセスの全てが、痛く、愛おしく、抱きしめないではいられないいてもたってもいられない気持ちで、それは不可分なまでに自分のことのように感じられて、手を取り合ってどこかへ行ってしまうことに、憧れと、畏れを、とりとめもなく感じて、けれど本当にそうなってしまえる人に自分もなってしまえてるのだと、ふと思い出した。
憧れだったあの人と手を取り合ってどこかへ行きたい。どこかへ。いつでも、いつだって。
てりり

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