デイ

セメタリー・ジャンクションのデイのレビュー・感想・評価

3.7
After Lifeのリッキージャーヴェス繋がりで。

あ☆After Lifeのディビッド役の人がちょこちょこ出ていました😊☆

うーん…
ストーリーだけ追えば、
ドストレートでしたね…。

捻りが無いと言うか。

映画の舞台は1973年のイギリス
セメタリージャンクションと言う、結構、封鎖的な町が舞台。

主人公のフレディは
最低偏差値の地元の高校を卒業。

フレディの父親役でリッキージャーヴェイスが出演しています。

町の金属工場勤めの父親みたいになりたくなくて、
保険の営業マンを目指します。

親友のブルースは父子家庭。
フレディの父親と同じ工場で働いています。

そして、もう一人スノークことポール。
駅の案内係の仕事。

ある日、フレディが幼馴染のフェリシティジョーンズ演じるジュリーに再会した事により…。

はい、ドストレート(笑😄

もうちょっと1970年代前半のUK🇬🇧ミュージックをガンガン掛けて欲しかったなー。

ロンドンとかはもっと自由を謳歌していたと思うけれど、
この町の…ビジネスマンとして成功してる男達…つまりレイフファインズ演じるジュリーの父親でフレディの上司…
の妻の扱いが酷い。

けれど、日本でも
父親が
「お茶!!」
って母親に言って
お茶を出しても、新聞読みながら
「ありがとう」
の一言も言わない家庭が多かっただろうなー。

ジュリーの母親役がエミリーワトソン。
美しい…。

まあ、時代背景を何故1973年にしたのかは、
フレディの友達であるブルースの父親の件(クダリ)で分かるようになっています。

この頃の青年達の親世代は第二次世界大戦の経験者なんですね…。
ブルースは父親を見下し、侮辱し、嫌悪感しか持って無かったのですが…
顔見知りの警察署長の言葉でブルースは改心します。

このシーンは良かったなー。

リッキージャーヴェイス特有の毒舌…いえ、ブラックジョークは
家に一緒に住んでいるバーチャンとの会話ぐらい。

もっと、突っ込んでも良かったかも。
でも、12年前の映画。
今なら、人種差別ガー!!とかで、そんなセリフは入れる事は出来無かったでしよまうね。

実際のところ1973年のロンドンより離れた、単なる住宅街では、
普通に、テレビを観ながら、
こんな事を話していたのだろうなー。

ラストは読めた通り。
でしたが、
ディビッドボウイの私の好きな曲が
ガンガンと流れて、
青春だなー。
と思えたのは良かったかもしれません。


プラス、シーズンチケット、フルモンティ等々
イギリスの労働者階級を描いた好きな作品がたくさんあって
その映画たちと比べると
少し評価が落ちたかな?

現代でもあるある
(今はコロナ禍だけれど)
こんなところで燻っていてはダメよ!!
東京に行かなくちゃ!!
みたいな?
え?東京よりも、もっと遠くへ?
みたいな若者のお話。
デイ

デイ