めっちゃ面白いな!?!?
自分のことばを、自分を取り戻す物語。
あだっぽいお吟、火ぶくれが絶えないじょご、2人は命がけで縁切り寺へ。
おゆきさんの公開審判、これ憑き物落としじゃないですか…(京極堂シリーズをみてね)言葉を操る医師、寺の家系、ふむふむなるほどなるほど…。序盤の字幕つけないと分かりにくいくらいの闊達なせりふ回し、中盤の嘘八百並べ立てるだけの機転、これがクライマックスの審判につながってくるわけですね!!おもしろさと機転で人の苦しみを癒してしまう、これ大泉洋のいいところ100%出てる映画では…。
はじめは駆け込みの理由さえなかなか言えない、(駆け込み寺に行くかどうかすら神の思し召し次第)、自分のことばすらなかなか出てこなかったじょごが、ただ長崎について行くのではなく、戯作者としても医者としても輝ける道として江戸に行こうと誘う。将来が見えている…。
密偵と法秀が同じ秘密を抱えていたりと、そのピンチはわりとあっさり解決しちゃったりもしましたが、どのエピソードもつらい境遇のなか最善を選んだ女たちの話だった。
お吟に会えなくてもそばにいる男、ほんと苦味と渋味がほどよい、いい男ですね…。
お吟の最後のせりふよかった。
東慶寺は鎌倉にあるみたいです。