ゴン吉

奇跡の2000マイルのゴン吉のレビュー・感想・評価

奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)
4.0
愛犬やラクダとともにオーストラリアの砂漠を1人で横断した女性の実話を描いた作品。 
ミア・ワシコウスカが主演、アダム・ドライバーらが共演。

ロビン(ミア・ワシコウスカ)は、ナショナルジオグラフィック社にスポンサーになってもらい、オーストラリア中央部の町アリス・スプリングスを1977年4月9日に一匹の黒い愛犬と四頭のラクダを連れて出発。
女性だけでは通ることのできないアボリジニの聖域やカンガルーをナイフでさばいてはいけななどの掟に従い、さらには道中、愛犬が毒にあたり死ぬなどの事件を乗り越えてオーストラリア西部の砂漠地帯2700キロを7か月かけて横断する。
出発前には騙されて半年以上も働いたのに報酬を支払ってもらえなかったことがある一方で、道中では人々の優しさに触れるなどホット一息つけることもある。
また野生のラクダを射殺しなければならない場面に遭遇し、一見可哀そうにも思えるが、そもそも野生動物のハンティングをスポーツとして普段から親しんでいる西洋人にとっては抵抗がないのかもしれない。
エアーズロックをはじめ美しくも壮大なオーストラリアの大地の景色が素晴らしい。
果たして彼女がゴールで見たものは?
ロビンが2700キロの旅を綴った「TRACKS」は世界的ベストセラーのようです。  

2023.4 BS松竹東急で鑑賞(よる8銀座シネマ・字幕)
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