街が魔術でガチャガチャ変形していく中で戦うシーンは圧巻。インセプションを思い出させる、まるでシュールレアリズム絵画のような描写です。でもそこにあるのは人間の深層心理ではなく、世界の別の側面という、客観的で外に向いた視点です。
ストレンジさんのキャラはいまいち捉えきれず。傲慢で自信家だった彼が成長して人助けをするというストーリーなのでしょうが、観た実感として全然そう感じませんでした…。
保守的であることを否定して、危険な魔術を使い勝利しますが、ある面それは敵と同じ思想でもあります。その判断が今後どう世界に影響していくのか、続編を見るのが楽しみです。
