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ドクター・ストレンジのqpのレビュー・感想・評価

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)
3.0
 スティーブンは事故で両手が動かなくなってしまいます。ネパールで修行して治った人の話を聞き修行場に行くが、そこで魔法を使う人たちと出会い、という話です。

 最初は魔法使いの戦いですが、外に出ると非現実的な場所ではなく、映像の動きが迫力がありながらロンドンの普通の風景で驚きます。その後、すぐに優秀な脳外科医のスティーブン主体の話になりますが、こことどうつながるか分かりません。

 スティーブンは優秀な医者ですが傲慢に思われています。事故に遭って両手を負傷しても変わらないので、だれにも助けてもらえません。自分もいつか急に何かできなくなった時のために、気を付けなければいけないなと感じました。

 ネパールには手を治すために行きますが、ここでこの映画の世界観の説明のためになる修行シーンが多いです。スティーブンと一緒に世界観を学びますが、彼の理解に追いつけません。スティーブンがドクターにこだわるのに腑が落ちなかったり、ストレンジはどこでもない人という意味合いを込めてなのかと勘違いしていました。

 世界観が分かってきたところで、突然敵が攻めてきます。現実と幽体離脱した体がぶつかるもの、ぶつからないものがあり、勝手に解釈したポルターガイストのようで面白いです。でも、観ていてスティーブンが攻撃されている理由が分かりませんでした。いつの間にか赤いマントも味方になっていてよく分からなかったです。

 冒頭の空間が動くシーンが出てきて、世界観から何かは分かってきます。でも、空間が動いたり、時間が戻ったりすると観ていてどうなったかよく分からなくなってしまいました。

 終わり方が中途半端ですが、次回作を完全に意識してのことでしょう。スティーブンの事故がだれかの策略だったのではないかと感じました。
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