心療療法士が青年を厚生していく感動のストーリーだと思っていたが、単なるそっち系の話ではなかった。
少年院移動してきた主人公エリックはアンガーマネジメント力が低すぎる。とにかくすぐ切れる。そして頭は良い。
なんと塀の中で父と再開。
育った環境、家庭環境の悪さがうかがい知れる。
臨床心理士の、この青年の心を開きたいんだというその熱意は心に響くが、同時に難しさも想像つく。
そもそもこの塀の中が腐り切っている。その内情を知っている父親は息子にとにかく早くここを出でいって欲しのだが、、、
良識というものが備わる環境になかったのだろうこの親子だが、最後にはお互いが深いところにあった親子の愛を確かめ合うシーンに胸が熱くなった。