諒

博士と彼女のセオリーの諒のレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
5.0
パーティで目が合い、恋に落ちたスティーヴンとジェーン。
しかし、ある日スティーヴンの体が自由に動かなくなり病院へ。
ステーヴィンは医師からALSで余命は二年と宣告される。
ショックのあまり、ジェーンを遠ざけようとするスティーヴンだったがジェーンは離れようとはしなかった。
スティーヴンの父親からも離れる様言われるものの、ジェーンは共に戦うと言い、二人は結婚する。
やがて二人の間に子供が生まれる。

素晴らしい作品。
何故、アカデミー賞をとれなかったのかと思う位。
全編に渡り、涙が出た。
感動したり、悲しくなったり、微笑ましかったり。
スティーヴンは、病状が進んでも、彼のままでいたし、笑顔も忘れなかった。
頭は冴え渡っているのに、体が思うように動かせないのはどれだけ辛くてもどかしい事だろう。
スティーヴンの側にいる奥さんの言動も、綺麗事で済ませず心の距離もリアリティがあった。
辛い事が沢山あるはずなのに、二人の決して諦める事をしないで前に進む強さが素晴らしい。
諒