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博士と彼女のセオリーのfukoのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
3.0
"There should be no boundaries
to human endeavor.
However bad life may seen,
where there is life, there is hope."

小学生のころ、ホーキング博士の著書を愛読していたので、彼の生き様にはずっと関心があった。(『宇宙への秘密の鍵』とか大好き!)
スピルバーグ監督の自伝的映画である『フェイブルマンズ』と同様、表面的な史実だけでなく、負の側面も描いており、美談といえるものではなかったけれど、ホーキング博士とその家族に容易く感情移入できたし、話に没入できた。

ALSを患いながら闘病生活を続け、物理学研究で大きな功績をなしたホーキング博士。

天才といわれる人たちは、(今ほどインターネットが発達していない中)孤独に成果をあげていたのでは決してなく、周囲の人たちの存在がとても大きかったのだろうと思う。ホーキング博士はというと、文学部出身で詩学を修め、研究に理解ある妻や、病への偏見をもつことなくありのままに彼のことを受け入れた大学同期、教育熱心・息子思いな両親など、その人望の厚さが彼をここまで押し上げたのだと思う。

最後に…劇中の格調高い英国クラシックファッションがめちゃくちゃ素敵だった✨オックスフォードとケンブリッジは、やはり一度は訪れてみたい場所です。
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