ホーキング博士とその妻の物語
基本的にはビューティフルマインドを踏襲して、
『世紀の発見をする天才に襲いかかる難病とそれを支える妻』
というハリウッドが好きそうなストーリーライン
そして実在の人物を演じるとアカデミーに引っかかるというのも定石だけど、確かにこの作品のレッドメインは素晴らしい
脚本の評価も高いようだけれど人物描写は演者の演技に依る所が多く、周囲との希薄な関係性や突如として登場する重要キャラなど、掘り下げが足りない印象
こうした実話モノは起承転結を作るためにリアリティよりもドラマ性を求めて事実を歪曲する傾向にあるので、そういうことを予め理解した上で演技を愛でる作品なのかなー