カレス

ストレイト・アウタ・コンプトンのカレスのレビュー・感想・評価

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IMDb 7.8
吹替版
伝記的音楽映画

Netflixで「みんなのおきにいり」と検索すると、多くのユーザーがイイネ!した「みんなのお気に入りラベル」の作品が出てくるっぽい。ぽいというのは完全ではないから。
今回はその中から「ストレイト・アウタ・コンプトン」を選んだ。
ウィル・スミスの「ドリームプラン」をNetflixで見たばかりなので、カリフォルニア州の都市コンプトンに引かれてこの映画を見ることにした。この都市はアメリカ西海岸ロスアンゼルスに隣接していて、アメリカで最も犯罪率が高い。地図で見るとメキシコのかなり近くにある。「ドリームプラン」はテニスのウイリアムズ姉妹とその父親の物語で、彼らはコンプトンの出身なのだ。
それからこの二つの映画の年代設定はほぼ同じで1990年前後だ。当時の街並みに当時の車がたくさん出てくる。大変ですねえ、これだけ車を集めるの。

Wikipediaより------
「ストレイト・アウタ・コンプトン」(Straight Outta Compton)とはコンプトン出身のヒップホップグループ N.W.A のファーストアルバムである。2017年、このアルバムはアメリカ議会図書館の「国家保存重要録音登録制度」により、「文化的、歴史的、芸術的に重要である」として保存されることになった。
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そして映画の「ストレイト・アウタ・コンプトン」は、N.W.A (Niggaz With Attitude ブレないニガーの意)のメンバーたちの物語。2800万ドルの制作費で興行収入2億ドルの大ヒット作。メンバーのドクター・ドレーとアイス・キューブがプロデューサーとして加わっている。
映画はドラッグの売人 イージー・Eが、ギャングからドラッグを買おうとする場面から始まる。

主要人物
・イージー・E(エリック・ライト)元ドラッグの売人
・ドクター・ドレー(アンドレ・ヤング)元地元のDJ   
・アイス・キューブ(オシェイ・ジャクソン)作詞担当
・DJイェラ(アントニー・カラビー)
・MCレン(ロレンゾ・パターソン)
・アラビアン・プリンス
・ジェリー・ヘラー レコード製造会社の経営者

ぼくはヒップホップもN.W.A も全然知らないし、メンバーが黒人ばかりで誰が誰だかほとんど分からなかった。黒いキャップをいつも被ったりしているけど同じ人が同じキャップを被っているわけではない。
最初はリーダー的なイージー・Eが主人公的だが、だんだんアイス・キューブが目立ってくるようになる。ドクター・ドレーも出番は多い。ジェリー・ヘラーはレコード工場の工場長といった感じ。
メンバーは犯罪都市の出身者らしく暴力沙汰警察沙汰には慣れているのか、有名アーティストなのにそういう場面がよくある。ラップはたぶんオリジナルのものだと思うが、翻訳が字幕で出る。コンプトン出身のN.W.A らしい歌詞が並ぶ。

インプレッション:
ヒップホップ、ラップが好きな人、特にN.W.A の好きな人にはとてもエキサイティングな映画だろう。自分も退屈はしなかったが、ぼくの好きなジャンルではないのでスコアは付けずにおこうと思う。
メンバー(黒人)は何も非はないのに、警察から乱暴に職質とかされていて、言い返したりすると余計どつかれたりする。これが何世代も続いたら、やはり善人ではいられなくなると思った。黒人女子高生が主人公の「ヘイト・ユー・ギブ」、Amazonプライム見放題なので近いうちに見よう。
しかし、伝記的音楽映画クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」(Disney+)もまだ見ていない。「RADIO GA GA」には思い出があるのだ。
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