【N.W.Aは何を生み出したのか?】
ギャングスタ・ラップで成功したバンドN.W.Aの自伝映画。
日本だとメンバーのアイス・キューブが有名だったりするね。
映画化されるバンドやアーティストって大体、破天荒な生活を送るんだよね。まぁそうでないと映画化しても面白くないって部分があるからなんだろうけど。
そして音楽業界は今も昔もドロドロした欲望でまみれてる。
そりゃ金と女と見栄と快楽が交じるんだから致し方ないのか。
昔、友達が大物バンドのボーカルと付き合ってたのもあって色んなエゴとかそんなことをその子から耳にした。
何もアーティストだけが悪いのではなく業者やファンがごちゃごちゃになってそんなドロドロな展開つくりだしてるんだから本人たちが納得してるのならいいのかとも思ったり。
この作品も
表向きにクールでカッコいいっていうのはとても簡単なんだけど
なんだか因果報応というかそりゃそうだよねって流れです。人間のいや~な部分がたくさん観れます。
彼らの境遇に同情できないわけじゃない。
でもあの先は破滅のゴールでしかないんだよね。
貧困は貧困を生み
叫びは叫びを生み
暴力は暴力を生み
犯罪は犯罪を生む
どこでその連鎖を止めるか?
彼らは世界を創ったって言うけど
何一つ創ってない。
ただ流れのまま連鎖を生み続けただけだ。
それは必然とも言える。
最後に彼らにマザーテレサの格言を贈りたい。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから
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