せーや

ギリシャに消えた嘘のせーやのレビュー・感想・評価

ギリシャに消えた嘘(2014年製作の映画)
3.6
ヴィゴさんは今年で御年57歳。
ますます渋くなられて…。

1962年、
ギリシャを旅する資産家チェスターと妻コレット。
二人はツアーガイドとしてアメリカ人のライダルを雇う。
しかし彼は観光客をダシにする詐欺師だった。

パッケージやタイトルからは
想像してなかった展開の連続でした。
もっと穏やかな映画だと思ってたんだけど(笑)。

資産家夫婦が雇ったのは詐欺師。
…と、普通ならこれだくで終わるとこだけど
それだけではないんですねぇ。
様々な展開が待ち受けております。

勘のいい人なら気付きそうだけど
ミステリー好きなのに謎解き能力皆無な私は
楽しめました。

うずまく嫉妬、欲望、表と裏。
ギリシャの美しい遺跡とは
正反対の愛憎劇が繰り広げられる。

ヴィゴ様はザ・ダンディー。
年相応…よりちょっと若く見えるけど
素晴らしい歳の重ね方。

でも今回の役どころは最悪。
できれば彼にはやってほしくないような
なんとも嫌みでめんどくさい男。
あわてふためくヴィゴ。
荒れるヴィゴ。
狂うヴィゴなど様々なヴィゴ様がご覧になれます。

ヒロインはキルスティン・ダンスト。
33歳か…。
この人にはあまり思い入れがないのでアレなんだけど
少しね、貫禄がありますよね。
グウィネス・パルトローをふくよかにした感じ…。
ファンの方、ごめんなさい。
セクシーだったけどね。

この映画を語る上で欠かせないのが
喫煙シーンの多さですよね。
ほぼ全カットで誰かしらタバコ吸ってる。
これがまた、ヨーロッパの雰囲気と俳優さんの渋さを引き立てる良いアイテムになってます。

タバコが映える映画は良い映画って。
せーや

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