「なあ ‶報慶” てわかるか?」
実話ベースのギャングもの。
裏社会で生きるしか道のない中国人少年らの壮絶な生き様と、ギャング団同士の仁義なき抗争を描く。
冒頭、主人公サニーのナレーションで、本作がハッピーエンドではないといういきなりのネタバレ!
舞台はアメリカだけど、チャイニーズマフィアたちの物語なので、登場人物の大半は中国人。知ってる俳優も全くいない。なので、レイ・リオッタが登場してホッとした。見知らぬ人たちばかりの中で、知ってる顔見ると安心するね!
まあ、実を言うとレイ・リオッタはてっきりマフィアの大物役かと思っていたので、FBI捜査官役だったことに驚いた。しかも真面目な捜査官。出番は少ないけど、劇中の数少ない正義。そして、知らない中国人俳優ばかりなので、彼が出てくるとホッとする(大事なことなので二度言いました)。
ああ、それにしても、何だか無性に月餅が食べたくなってきたぞ。あれ、超高カロリーだけどね。
物語は、まあとにかく救いのないお話。特に心に残るシーンもセリフもそれほどなかったな。