LydonPark

オデッセイのLydonParkのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
3.5
不良の事故で火星に取り残された、主人公が、あの手この手で生き残り、どうやって地球に帰還するかが見所。

映画のビジュアルデザインから重苦しい雰囲気やメッセージ性を感じだが、
しかし実際には、あまりメッセージ性は感じなかった。

遥か遠くの火星に取り残され、同じ状況なら生きて帰りたいのは皆同じだと思うが、

インターステラーのように、娘に会いたいなど、約束を果たしたい、自分だけでなく、重要な物を持ち帰るなど、誰かの為の動機があればよかった。

そう言ったことを匂わす言葉はあったが、掘り下げられる事はなく、物語の途中から、突然に脈略の無い展開になるのは残念。

それと、舞台が火星であるなら、もっと火星の事を知りたかった。

火星の砂がサラサラなのはよくわかったが、

火星の天候などの環境や生命の痕跡を思わせる発見などの宇宙のロマン、見終わった後にも想像を掻き立てられれば尚良かった。

前半はマッチョのマッドデイモンが後半にかけて痩せていくのも見所の一つ。
LydonPark

LydonPark