せーや

オデッセイのせーやのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
3.8
マットデイモンは
また、ひとりぼっち...。

火星に置き去りにされた男、ワトニー。
食料、31日分。次の探査機が来るのは、4年後。
彼は科学の力を武器に、不毛の惑星での
サバイバルを始める。

How to survive in Planet Mars

「ハッピーな映画!」と事前に聞いてたし
ものすごい周りの好評価の影響もあり
かなり期待値高めで観に行ったんですが、
残念ながらそれを超えることはできませんでした...。

でも面白かったよ。

たった一人、孤独に取り残された男。
どれだけ孤独に苛まれるのかと思いきや
持ち前の性格からか、基本落ち着いてる。

「拝啓、地球のみんな。僕は元気でやってるよ。」

時には孤独と死に怯えながらも
明るく前向きに生きていくワトニー。
見ていてとても気分が良いのね。

「生きていく」というとてもシンプルなテーマを
とてもシンプルに描いていく。

ただ、残念なところもいくつか。

基本的にワトニーが明るいので
孤独感が伝わってこないのよね。
ハプニング起きても、全く引きずらないし。
それが良いとこでもあり、悪いとこでもある。

そして時間の流れがわかりにくい。
けっこうスーーーーッと時間が流れてくので
あんまり長さを感じさせない。
良い意味で言えば、テンポが良いのね。

そして言ってることが半分以上理解できない。
基本的にガチサイエンスの話ばっかりなので
科学が嫌いな人には結構キツイ。

まあ、そんな部分もありつつも
基本的には良作でした。

インターステラーのキャストが二人、出演。

マットデイモンは似たような役。
インターステラーでも遠くの星に独りぼっちの科学者を
演じてましたよね。
最初は彼の話なのかと思ったけど、違った(笑)。
ワトニーは彼ほど暗くない。

そしてジェシカ・チャステイン。
インターステラーでは天才数学者でしたが
今回は軍人宇宙飛行士。
軍人の強さを武器に船長として皆をまとめる。

そして。

今回の映画は「音楽映画」と言ってもいいくらい
どストライクな音楽が、ワトニーの火星ライフを
色づけてくれています。

ABBAのWaterloo
Donna SummerのHot Stuff...

そしてDavid BowieのStarman!!!!!

これにはやられました。
ここぞというときに映画を盛り上げてくれる
名作映画に欠かせない絶対的存在David Bowie。

ベストシーンはStarmanかしら(笑)。
せーや

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