たけちゃん

オデッセイのたけちゃんのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
4.5
アイアンマンみたいに飛んでいくよ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ


リドリー・スコット監督 2015年製作
主演マット・デイモン


みなさん、時期外れの台風で、大きな被害を受けた地域もあるようですが、大丈夫でしたか?
北海道の僕の街は暴風雪予報が出て、朝からわずか3時間で一面の雪景色となりました。
明日には溶けると思いますが、雪にハンドルが取られやすく大変でした(T_T)とにかく、安全第一ですね!




さて、勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」

本日、10月23日は、NASAが運用している火星探査機「2001 マーズ・オデッセイ」号が火星軌道に投入された日です。この船の名前は「2001年宇宙の旅 (A Space Odyssey)」に由来しますよ。(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ

2001年4月7日に打ち上げられ、10月23日に火星軌道に投入された。翌年、2月19日より火星の観測を開始。なんと、現在も稼働中で、火星の探査記録を更新中です。すごい!


そんな今日、これをレビューしなければなりません。
「オデッセイ」

原題は「The Martian」、火星の人です!
「オデッセイ」もわかりやすく、NASAの宇宙船にも因んでいるので悪くはないけど、やっぱり原題が好き。




さて、レビューです\(^o^)/

マット・デイモン主演の「オデッセイ」
素晴らしい作品ですよね~( ˘ ˘ )ウンウン
僕の2016年度の上半期No.1作品です。
この年は下半期に「シン・ゴジラ」や「ローグ・ワン」「ファンタスティック・ビースト」も登場するので、僕の年間1位は逃しましたが(笑)、五指に入る出来でした
(๑•̀ •́)و✧

「ブリッジ・オブ・スパイ」「白鯨との闘い」「ザ・ウォーク」「レヴェナント」など実話ものが多かった2016年の上半期なんですが、NASAの協力もあってか、実話以上にリアルでもあり、とても感動した作品になりました。




オープニングがいいよね~。
もう、エイリアンが始まるのかと思った。
さすが、映像の魔術師リドリースコット( ˘ ˘ )ウンウン

真っ赤な火星の映像が本当に素晴らしい!
まさにレッド・プラネット。

劇場では3Dで観たんだけど、奥行のある映像が素晴らしかったなぁ。手前に飛び出る3Dではなく、奥に広がる映像ね。その場にいるような臨場感。これは本当に3Dで観て良かったと思いました!この年の3Dでは、「ザ・ウォーク」か「オデッセイ」が良い出来でしたよ( ˘ ˘ )ウンウン



そして、ここからいきなりの事故
ワトニーのサバイバルが始まります

死亡したと思われ
1人火星に残される
NASAとの交信手段は無し
救助が来るのは4年後
食料は31日分×6人分
水や酸素が無くなれば死亡
ハブに穴が空いても終わり

そんな中、どうやって生き延びるのか……。


ほとんどがマット・デイモンの一人芝居なんですが、マットは本当に良かったなぁ。あの状況の中で、あのワトニーの明るさが、作品を必要以上に重くしなかったんですよね。

ただでさえ絶望的な状況なのに、ネガティブな演出では観ていてもしんどい( ¯−¯ )フッ。娯楽作はこのあたりが落とし所というお手本です( ˘ ˘ )ウンウン


そして、女性船長メリッサ・ルイス役にジェシカ・チャスティン。女性らしい温かさに加え、強い判断力や威厳に溢れ、尊敬できる船長でした\(^o^)/


マイケル・ペーニャ、セバスチャン・スタン、ケイト・マーラ、アクセル・へニーなど、他のクルーもみんな良かったなぁ。それぞれのその後を伝える実話っぽいエンディングも良かった( ˘ ˘ )ウンウン


そして、並行して描かれる地上スタッフの働きも見逃せないんです。まあ、ここは完全に「アポロ13」と重なりますが(笑)


NASA長官のテディ・サンダースにジェフ・ダニエルズ、NASAの火星探査責任者にビンセント・カプーア。NASA広報担当アニー・モントローズにクリステン・ウィグ。
うーん、いい٩(•̀ω•́)ง

そして、長官のテディと対立しながら、クルーの立場で判断するフライト・ディレクターのミッチ・ヘンダーソン役にショーン・ビーンです。このミッチが最高なんですよ。「ロード・オブ・ザ・リング」以来、ショーン・ビーン大好きなので、嬉しかったですね~(^-^)/


最高のキャストの演技と素晴らしい演出で紡ぐ、文句なしのSF娯楽サバイバル作品でした!




さて、恒例の音ネタ💩ウンチクンコーナーです٩(•̀ω•́)ง

今作は船長のメリッサがダサいディスコミュージックばかり聴いている設定なので、かかる曲が1970年代の曲が多い。僕世代はたまらんです。

例えば、ドナ・サマーの大ヒット曲「ホット・スタッフ」は1979年の曲です。「熱い、情熱的な人」を歌ってます。
ワトニーが熱問題を解決した時に流れる曲ね。
そりゃあ熱くなるわ!


そして、デヴィッド・ボウイの「STARMAN」1972年の曲です。ボウイ、人気だなぁ。先日観た「アトミック・ブロンド」でも「キャット・ピープル」が使われてたし……。
これはアルバム「ジギー・スターダスト」に収録された曲ですが、この曲は地球で夜空を見上げながら、空で1人待ってるジギーのことを思い、歌った曲です。
これは泣ける(T^T)


そして、最後の脱出ミッションでかかるのが、アバの「恋のウォータールー」1974年の曲ですよ。ひゃあ、ABBA大好きなんです~。たまらんなぁ!これは初期の曲で、セカンドアルバムに収録されています。大ヒット曲の「ダンシング・クイーン」が入っている「アライバル」は4作目なので、世界的にヒットする直前ですが、すでにアバらしさに溢れてますよね( ˘ ˘ )ウンウン


エンディングの映像と共に流れるのがO’Jaysの「Love Train」1973年の作品です。オージェィズは黒人のソウルグルーブですが、僕はリーダーのエディ・レヴァートの息子のグループ「レヴァート」の方をよく聴いていましたね
( ¯−¯ )フッ


そして、エンドロールで流れるのがグロリア・ゲイナーの「恋のサバイバル」1979年の作品。これもディスコソングですね。よ~くかかってました\(^o^)/


はぁ、どの曲も懐かしぃ〜。
いい曲いっぱいで幸せだ~\(^o^)/




この映画を観て、僕はどんな状況に置かれても、諦めず頑張ることの大切さを感じたし、何よりも学ぶことの大切さを知りましたよ。

どんなに根性やガッツがあっても、知識が無ければ生き残れない状況ってある。マークはそれがあったし、出来た。

マークの植物学者という設定が重要でしたね。
ラストのマット・デイモンの痩せっぷり(CGかも)に役者魂を見ました(。・ω・。)ゞビシッ!!