特集上映 フレデリックワイズマンのすべて
「視覚障害」というタイトルだけど、「教育」に対する普遍的な映画だった。
子供一人一人の個性(特性)に合わせてどのような教育をしていくべきか。この映画で映る教育現場は、「視覚障害」を持った子供たちへの指導方法が突き詰められていたように思う。
まだ1人では生きていく術を持たない子供たちに(これは障害者・健常者関係なく)、将来生きていくための、そして人生を豊かにするための教育がなされていた。
少しでも自分で歩けるようにサポートしながら、教室から外まで歩く方法を教える。
遊戯の時間には、横になった子供の上に薄い布を被せて、視覚以外の感覚で外の世界を感じることを教えていく。
